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今月7日に行われるフランス大統領選挙の決選投票を争う中道の無所属のマクロン候補と極右政党の国民戦線のルペン候補が1日、それぞれ大規模な集会を開きました。


このうちマクロン氏はパリ市内で演説し、ルペン氏がフランス第一主義やEUからの離脱の是非を問う国民投票の実施を掲げていることについて、「ルペン氏の政策は閉鎖的で保護主義だ。経済の混乱をもたらす」と批判しました。さらに「フランスがEUから離脱すれば、国の信用を傷つけることになり、痛みなしでは立ち上がれない」と述べ、EUとの関係を堅持する姿勢を強調しました。


一方のルペン氏はパリ近郊で演説し、オランド大統領や有力な政治家たちがマクロン氏への支持を表明していることを念頭に、「マクロン氏に投票すれば、これまでの5年と同じ政治が続き、国民の苦しみも続くことになる」と述べました。そして「選挙によってこの国を立て直し、自由で独立した国民としての誇りを取り戻そう」と、みずからへの支持を訴えました。


最新の世論調査では、「投票に行く」と答えた人のうち59%がマクロン氏、41%がルペン氏を支持していますが、投票率が低くなればルペン氏に有利だという見方もあり、有権者の動向が注目されます。