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中国主導で設立されたAIIB=アジアインフラ投資銀行の副総裁が横浜市でインタビューに応じ、AIIBへの中国の影響力について「すべての加盟国のもとでコントロールされている限り問題にならない」と説明し、参加していない日本とアメリカに改めて加盟を促しました。


AIIBのティエリ・ドロングマール副総裁は、ADB=アジア開発銀行の副総裁も務めたフランス人で、6日からADB総会が開かれる横浜市でインタビューに応じました。この中でAIIBの最大の出資国中国の影響力をめぐる懸念について、「中国の影響はいくらかは受けるかもしれないが、すべての加盟国のもとでコントロールされている限りは問題にならない」と述べ、適切に抑えられると説明しました。


理由についてドロングマール副総裁は、すべての加盟国に意見を述べる機会が確保され、重要事項は会議に諮られるため中国も妥協を求められるからだ、としています。


一方、ADBなどの国際組織も日本やアメリカの影響下にあるとしたうえで、国際社会で台頭する中国が新しい組織のリーダーとして役割を果たすことは世界の利益になるという考えを示しました。


そして、AIIBに参加していない日本とアメリカについて、「アメリカの新政権がどんな結論を出すか予想するのは時期尚早だが、いずれかの時点で加盟はアメリカにとって有益だと判断するだろう。日本にも同じように扉は開かれている」と述べて、改めて加盟を促しました。