北朝鮮 外務省のホームページを異例の開設 #nhk_news https://t.co/qIV60Ns3aB
— NHKニュース (@nhk_news) 2017年6月22日
北朝鮮は22日、国営の朝鮮中央通信を通じて外務省のホームページを開設したと発表しました。
ホームページでは、これまで国営メディアを通じて発表してきた北朝鮮の外交活動や外務省の談話などを朝鮮語と英語で掲載しているほか、北朝鮮が160余りの国や地域と外交関係を結んでいることを紹介しています。
また、これまで一部しか公表してこなかった外務省の部局名を明らかにし、日本は「アジア1局」が、アメリカは「北米局」が、それぞれ担当しているとしています。このほかホームページには、国営メディアがこれまで伝えた弾道ミサイルの発射の写真なども掲載されています。
北朝鮮の政府機関がホームページを開設して公開するのは異例で、北朝鮮は「わが国の対外関係や外交政策について理解を促し、各国との友好関係を発展させるものだ」としています。
北朝鮮はことし4月に開かれた最高人民会議で、19年ぶりに外交委員会を復活させるなど外交に力を入れていく姿勢を示していて、核・ミサイル開発をめぐって国際的な圧力が強まる中、これまで以上にみずからの主張を対外的に発信していく狙いがあると見られます。
死亡の米大学生 北朝鮮「人道主義的見地で治療」 #nhk_news https://t.co/ScvMNDhNFq
— NHKニュース (@nhk_news) 2017年6月23日
アメリカ人大学生のオットー・ワームビアさんは北朝鮮に1年以上拘束されたあと解放され、先週、脳に障害を負った状態で帰国し、19日死亡しました。
これについて北朝鮮外務省は23日、報道官談話を発表し、拘束していた大学生について「われわれは健康状態の悪化を考慮し、人道主義的な見地から誠意を尽くして治療した。拷問や殴打を受けたというのは事実無根だ」として非人道的な扱いはなかったと主張しました。
また大学生の解放の際にピョンヤンに派遣されたアメリカの医師が「心臓がほとんど止まった彼を、われわれが生かして治療したことを認めていた」としたうえで、死亡した原因については「われわれにとっても謎だ」としています。
そのうえで大学生の死亡を理由に「アメリカがわが国を非難する騒動を起こしている」として「今回の事件による最大の被害者はわれわれだ」とも主張しています。
大学生の死因が明らかになっていない中、アメリカでは北朝鮮への非難が高まっていて、北朝鮮としては今回の談話を通じ、みずからの主張を国際社会に広く示したいという狙いがあると見られます。