ドイツ 議会下院で同性婚認める法案可決 年内に施行へ #nhk_news https://t.co/h53xhfno2H
— NHKニュース (@nhk_news) 2017年6月30日
ドイツではこれまで同性のカップルにも異性のカップルに準ずる法的権利が認められていましたが、養子縁組みはできませんでした。ドイツ議会下院は30日、同性のカップルに結婚に伴う権利を完全に認める法案を393対226の賛成多数で可決しました。
今後、上院での審議を経て、年内に施行される見通しです。
ヨーロッパでは2001年にオランダが初めて認めて以来、同性婚を法律で認める国の数は13か国に上っていて、ルクセンブルクでは首相が同性のパートナーと結婚しているほか、アイルランドの首相も同性愛者であることを公表しています。
ドイツのメルケル首相が率いる中道右派の「キリスト教民主・社会同盟」は、同性どうしの結婚に反対してきましたが、9月の連邦議会選挙を前に各政党が同性婚を争点にし始めたため、メルケル首相としては採決によって争点を消す狙いがあったと見られます。
メルケル首相自身は投票で反対票を投じ、法案が可決されたあと、記者団に「同性婚について長年、激しい議論が行われてきたが、今回の採決が異なる意見への尊重を促進することにつながってほしい」と述べました。
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