戒厳令は合憲 比大統領 武装勢力掃討に全力挙げる考え #nhk_news https://t.co/ojzhwazZnj
— NHKニュース (@nhk_news) 2017年7月4日
フィリピン南部のミンダナオ島のマラウィでは、政府軍とISを支持するイスラム武装勢力との間で1か月以上にわたって激しい戦闘が続いていて、ドゥテルテ大統領は戒厳令を布告してミンダナオ島を軍の統制下に置き、武装勢力の掃討作戦を進めています。
これに対して、野党議員らは、今回の戒厳令が「侵略があった場合」などの布告の条件を満たしておらず「憲法違反だ」として、裁判所に差し止めを求めていましたが、フィリピンの最高裁判所は、4日、憲法に違反しないとする判断を示し、議員らの訴えを退けました。
これを受けて、ドゥテルテ大統領は演説の中で、「私の義務は国民を守ることだ」と述べ、武装勢力の掃討に全力を挙げる考えを改めて強調しました。
マラウィでの戦闘では、武装勢力側が逃げ遅れた人たちを「人間の盾」にしながら激しい抵抗を続けており、軍によりますと、これまでに市民39人を含む450人余りが死亡していて、市民の犠牲が増えることが懸念されています。