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アメリカ議会上院では13日、本会議でウィリアム・ハガティ氏を新しい駐日大使に起用する人事案が承認され、ハガティ氏の就任が正式に決まりました。


これを受けて、ハガティ氏は、オバマ前政権の2期目に起用されたケネディ氏の後任として、来月にも日本に着任する見通しです。


ハガティ氏は57歳。民間のコンサルティング会社に勤務していた当時、東京におよそ3年間滞在したほか、ホワイトハウスのスタッフを務めた経験もあり、通商政策に精通しているとされています。そして、トランプ大統領の政権移行チームの幹部を務めたあと、ことし3月に新しい駐日大使に指名されました。


ハガティ氏は、ことし5月に開かれた議会上院の外交委員会の公聴会で、貿易赤字を削減するため、日本の市場開放を目指す考えを示すとともに、北朝鮮に核・ミサイル開発を放棄させるため、日米で連携して圧力をかけていく方針を強調しました。


着任後、ハガティ氏は年内に予定されるトランプ大統領の日本訪問に向けた調整などに当たるものと見られます。