最先端AIで、人間に見えなかったものが見え始めた 可視化され、利用され出したニューラルネットワークの暗黙知 | JBpress(日本ビジネスプレス)
しかし今回の問題は、これらと原理的に少し異なります。まず量が莫大であること。そしてそもそも見えていないこと。
宇宙空間を観測すると、私たちが目にする像は通常の電磁気学や熱力学が記述する姿とおよそ異なっていることが分かり、宇宙には目に見えない「ダークマター」が遍在している、という議論が100年以上展開されています。まだよく分かっていません。
ニューラルAIが進展すると情報の「ダークマター」が新規大量に生み出されることが分かっています。
この異常な「知の死角」状態に対して「知の再正規化(Knowledge renormalization )」、物理の世界で普及した訳語を使うなら「知の繰り込み」ですが、分かりやすく言えば「知の翻案」が進んでいます。
私たちが知らぬまにAIが自動生成してしまう「ニューラルネットワークの暗黙知」を人間に理解できる明るみに引き出し、基礎研究から社会経済への応用、好循環の形成とヒト・モノ・カネの循環活性化に資する、新しい基礎研究が始まっているのです。
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150406#1428316873
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140107#1389091679
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20131201#1385895279
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20130404#1365085108