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ニューヨーク州弁護士資格 : 山口真由オフィシャルブログ

 そして、弁護士試験に合格した後、ボランティアなどの必要な活動を終わらせて、それを証明する書類を送り、さらにニューヨークの州都オルバニー(ニューヨークの州都はニューヨーク市ではなくて、オルバニーなのです)という何もない都市で弁護士会の副会長の面接を受け、本日、宣誓を終わらせて、無事にニューヨーク州の弁護士資格を取得しました。

 日本の弁護士試験では、手書きで論文を書いて提出しました。アメリカの弁護士試験は、自分のパソコンに所定のソフトをダウンロードして、それを使って論文を書いたり、それから24時間以内に論文をネット上にアップロードする必要があったり、勝手が違って不安に思うことだらけでした。

アメリカと日本の弁護士資格――違いと共通点 : 山口真由オフィシャルブログ

【勉強の仕方】


 だが、勉強の仕方は共通。アメリカのロースクールの場合には、ソクラテスメソッドなどと呼ばれる、先生が学生に質問をし、学生が自分で答えを発見するように導く方式で知られる。ところが、アメリカでも司法試験の勉強は完全に専門予備校による詰め込み方式。


 バーブリという大手司法試験予備校をはじめとして、司法試験を受ける学生はほとんどがどこかの予備校のコースを受講する。少し異なるのは、大学と予備校が協力関係にあるところ。夏季休暇の間は、予備校が大学の講堂を借り切って、学生相手に講義を展開する。日本の法学部は司法試験予備校を目の敵にしていた印象なので、ビジネスライクな協力関係は新鮮に映った。


 とはいえ、司法試験予備校の授業は、東西を問わずほぼ同じ。塾講師が、時にユーモアやさらには歌を交えながらも、受験生がなるべく覚えやすいように効率的に「試験に出るところ」を教えていく。そこには、学生が自分で答えにたどりつくソクラテスメソッドなんて全くない。まさに詰め込み方式だった。

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