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アメリカ西部ワイオミング州ジャクソンホールで各国の中央銀行の関係者が集まる毎年恒例のシンポジウムが開かれ、FRBのイエレン議長やヨーロッパ中央銀行のドラギ総裁、日銀の黒田総裁らが出席しました。
イエレン議長が25日講演し、トランプ政権が検討している金融規制の緩和について「緩やかに行うべきだ」と述べ、性急な規制の見直しをけん制する姿勢を示しました。


FRBの金融政策をめぐっては、ことし6月の会合では年内にあと1回の利上げが想定されていましたが、先月の会合では物価の伸びの鈍化を踏まえ利上げに慎重な意見も出ていることから、今回の講演に注目が集まっていました。


しかしイエレン議長は金融政策の見通しには言及せず、追加の利上げに手がかりは示しませんでした。
市場ではイエレン議長も利上げにやや慎重になっているという見方が出て、ドル安円高が進んで、ダウ平均株価も上昇しました。


イエレン議長は量的緩和策で膨らんだFRBの資産規模の縮小にも触れませんでしたが、市場関係者は「資産規模の縮小は比較的早く始めるというこれまでの方針に変わりはなく、来月の会合で縮小を決めるのではないか」と話しています。

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