ウクライナに初の米産石炭 ロシアへの依存脱却へ #nhk_news https://t.co/3O4TgiBhh3
— NHKニュース (@nhk_news) 2017年9月13日
ウクライナ南部のオデッサ州の港に入港したのは、アメリカ産の石炭およそ6万2000トンを積んだ貨物船で、13日、ウクライナ政府やアメリカのエネルギー企業の関係者が見守る中、石炭が陸揚げされました。
ウクライナは、政府軍と、石炭の生産が盛んな東部を支配している親ロシア派との戦闘の影響で、火力発電所向けの石炭が不足していて、対立を深めるロシアからの輸入に頼らざるをえない状況が続いていました。
しかし、ことし6月にアメリカのトランプ大統領とウクライナのポロシェンコ大統領が初めて会談したあと、ウクライナ政府は、アメリカのエネルギー企業から石炭を初めて輸入することで合意したと発表しました。
ウクライナ政府によりますと、ことしは、70万トン輸入する計画で、ロシアへのエネルギー依存から脱却を図るウクライナと、エネルギー輸出の促進を掲げるアメリカのトランプ政権の思惑が一致したものと受け止められています。
ウクライナのオメリャン・インフラ相は「アメリカとウクライナの両国で速やかに対応できたことは喜ばしい」と述べて、エネルギーの確保でアメリカとの連携を強化する姿勢を示しました。