米政府が新たな制裁 北朝鮮8銀行と26人を対象に #nhk_news https://t.co/oz2kpBIc2O
— NHKニュース (@nhk_news) 2017年9月26日
アメリカ財務省は26日、北朝鮮に対する追加制裁として北朝鮮の8つの銀行と、中国、ロシア、リビアそれにUAE=アラブ首長国連邦で、北朝鮮の金融業務に携わってきた26人を新たに制裁対象に加えたと発表しました。
26人は、朝鮮労働党で最高指導者の秘密資金を管理する「39号室」という部署から派遣された人物や、北朝鮮の銀行の海外支店で働く人物などで、アメリカ財務省は一部が国籍不明なものの大半が北朝鮮国籍と見られるとしています。
トランプ大統領は、先週、北朝鮮と取り引きする海外の銀行や企業にも制裁を科す大統領令に署名しましたが、今回の制裁は、対象を北朝鮮の銀行と個人に限定しています。
トランプ大統領は、中国の銀行などにも制裁を科す構えを見せる一方で、中国の中央銀行が北朝鮮との取り引きをやめるよう指示を出したとして評価する考えを示しており、中国が自発的にどこまで対応するのか見極めている可能性もあると見られます。
President Trump on #NorthKorea: "We are totally prepared for the second option…that's called the military option." pic.twitter.com/o3wxLAsWHx
— CSPAN (@cspan) 2017年9月26日
トランプ大統領 軍事的選択肢 北朝鮮にとって壊滅的と警告 #nhk_news https://t.co/N5QqycqMDR
— NHKニュース (@nhk_news) 2017年9月26日
北朝鮮のリ・ヨンホ外相は25日、アメリカのトランプ大統領の北朝鮮への批判を「明確な宣戦布告だ」と非難するとともに、アメリカの爆撃機について「仮にわれわれの領空に入らずとも、撃ち落とす権利を保有することになる」と述べてけん制しました。
これに対しトランプ大統領は26日、記者会見で「第2の選択肢の準備は完全に整っている。望ましいものではないが、もしわれわれがその選択肢をとれば、北朝鮮にとって壊滅的なものになるだろう。それが軍事的な選択肢と呼ばれるものだ。そうしなければならないならそうする」と述べて警告しました。
また、「北朝鮮の核・ミサイル開発は全世界に脅威を与えている」と述べ、非核化に向けて北朝鮮を孤立させるため圧力を強めるようすべての国に呼びかけました。
一方、アメリカでプロフットボールの一部の選手が人種差別への抗議として国歌斉唱で起立を拒んだことについてトランプ大統領は「国歌や国旗のために戦った人たちがいるのにひざをついて尊重しないのは恥ずべきことだ。それを許さないことが大切だ」と述べ、改めて批判しました。
米軍制服組トップ 北朝鮮は短時間で核搭載ICBMの能力獲得 #nhk_news https://t.co/jbA4PKO0uM
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アメリカ軍の制服組トップ、ダンフォード統合参謀本部議長は26日、議会上院で証言しました。
このなかでダンフォード議長は北朝鮮による核弾頭を搭載したICBM=大陸間弾道ミサイルの開発について、「われわれは北朝鮮が非常に短い時間でこの能力を獲得すると考えて行動すべきだ」と述べて、北朝鮮が近い将来、アメリカ本土に到達する核ミサイルの運用能力を獲得するという認識を明らかにしました。
そのうえで、北朝鮮にはICBMを使用する意思もあると想定して対処すべきだとして、アメリカのミサイル防衛能力の強化を急ぐ考えを示しました。
一方、トランプ大統領の批判に対し北朝鮮が「明確な宣戦布告だ」と非難するなど、米朝間で言葉の応酬が続いていることに関連してダンフォード議長は「政治の世界では緊張しているが、北朝鮮軍の展開状況の変化は把握しておらず、政治状況を反映するような軍の活動も見えない」と述べ、現時点で北朝鮮の軍事動向に大きな変化は見られないという見解を明らかにしました。