北朝鮮キム委員長の健康状態「注視している」米大統領補佐官 #nhk_news https://t.co/DI0HWoItHl
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年4月21日
アメリカの複数のメディアはアメリカ政府関係者の話として「北朝鮮のキム・ジョンウン朝鮮労働党委員長が、手術のあと重篤な状態になっている」と伝えていますが、韓国政府などは慎重な見方を示しています。
ホワイトハウスで国家安全保障問題を担当するオブライエン大統領補佐官は21日、記者団に対し「北朝鮮で指導者が病院や執務室をいつ出入りしているかを知るのは容易ではないが、注視している」と述べました。
そのうえでオブライエン補佐官は「キム・ジョンウン氏の容体について確かなことは分かっていない」と述べ、後継者などについて話すのは時期尚早だという考えを示しました。
キム委員長は、祖父のキム・イルソン(金日成)主席の誕生日の4月15日に合わせて、毎年主席の遺体が安置されている宮殿を訪れてきましたが、ことしは伝えられず、地方の施設で手術を受け療養しているという観測も一部で流れています。
キム委員長の動静は1週間余り途絶えており、健康状態に関心が集まっています。
「キム委員長の重篤 確認した人誰もいない」トランプ大統領 #nhk_news https://t.co/tL87liegII
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年4月22日
アメリカのCNNテレビなどはアメリカ政府の関係者の話として「北朝鮮のキム・ジョンウン朝鮮労働党委員長が、手術のあと、重篤な状態になっているという情報があり、アメリカ政府が、状況を注視している」と伝えていますが、韓国政府などは慎重な見方を示しています。
これについてアメリカのトランプ大統領は21日の記者会見で「重篤な状態だと伝えられているが、それを確認した人は誰もいない」と述べ、アメリカ政府としてキム委員長の健康状態を確認していないことを明らかにしました。そのうえで「伝えられているとおりならば、非常に深刻な状態で、良くなるように祈るしかない」と述べました。
キム委員長は、祖父のキム・イルソン(金日成)主席の誕生日である4月15日に合わせて毎年、キム主席の遺体が安置されている宮殿を訪れていますが、ことしは訪問が伝えられませんでした。
またキム委員長が地方の施設で手術を受け、療養しているという観測も一部で流れています。
キム委員長の動静は1週間余り途絶えており、健康状態について各国が注視しています。
日米共同開発の新型迎撃ミサイル 北朝鮮念頭に初実験へ 米高官 #nhk_news https://t.co/z5ObtadN7q
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年4月22日
国防総省でミサイル防衛政策を担当するスーファー次官補代理は21日、インターネットを通じて講演し、「われわれは北朝鮮がICBMでアメリカ本土を攻撃する技術的能力があると見ており、対処しなければならない脅威だ」と述べ、北朝鮮のミサイル開発に改めて強い危機感を示しました。
そのうえで、日本とアメリカが共同で開発している新型の迎撃ミサイル「SM3ブロック2A」について、北朝鮮を念頭に、ICBMを想定した迎撃実験をことしの夏に行う方針を明らかにしました。
「SM3ブロック2A」の開発では、これまでは中距離弾道ミサイルを想定した迎撃実験が行われており、大陸間弾道ミサイルの迎撃実験は初めてになります。
国防総省は去年発表したミサイル防衛戦略の中で、ICBMの迎撃のために従来の地上配備型の迎撃ミサイルに加え海上配備型の「SM3ブロック2A」も投入する方針を打ち出していて、アメリカ本土防衛の強化を図る構えです。
“中国で北朝鮮産石炭 取り引き横行” 国連安保理 報告書 #nhk_news https://t.co/M92rMvdeUe
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年4月22日
国連安全保障理事会は、北朝鮮への制裁の実施状況をまとめた報告書を公表し、中国で全面的に禁輸対象となっている北朝鮮産の石炭の取り引きが横行している実態を明らかにしました。
この報告書は、国連の専門家パネルの委員らが安保理決議による北朝鮮に対する制裁の実施状況を調査してまとめたもので、21日、公表されました。
この中で、北朝鮮の核とミサイル開発の資金源になっているとして全面的に禁輸対象になっている北朝鮮産の石炭が、おもに中国近海で北朝鮮籍の貨物船から中国籍の貨物船に積み替えられる形で取り引きされていると指摘しています。
これにより去年1年間で370万トン、日本円で400億円近い違法な取り引きが行われたということです。
また、建設資材に使われる北朝鮮産の砂が去年5月以降、少なくとも100回、中国の港に輸送され、合わせて24億円相当を売り上げていたことも新たに指摘しました。
そのうえで報告書は、中国政府が制裁を順守していると主張しているにもかかわらず、当局が十分な取締りをせず、制裁違反が横行している実態が明らかになったとしています。
安保理関係者によりますと、報告書の公表をめぐっては専門家パネルの中国外務省出身の委員が最後まで抵抗し、イギリスの外交官出身の座長がこれを押し切る形で公表に至ったということです。
安保理のメンバー国の関係者は、中国の姿勢が北朝鮮への制裁の効力を弱め、軍事的挑発を許しているとして、制裁を維持できるかどうかは中国次第という認識を示しています。
国連の報道官は、21日の記者会見で「グテーレス事務総長は安保理の制裁は尊重されるべきだという明確なメッセージを出している」と述べ、各国に制裁の順守を改めて求めました。
#朝鮮半島