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サウジアラビアの国王として初めてロシアを訪れているサルマン国王は、モスクワで5日、プーチン大統領と会談しました。


会談の冒頭、サルマン国王は、サウジアラビアとロシアが協力してOPEC=石油輸出国機構の加盟国と非加盟国の産油国原油の協調減産を続けていることを踏まえ、「原油市場を安定させるため協力が続くことを強く望む」と述べて、両国の協力の重要性を強調しました。


また、サウジアラビアの国営通信によりますと、サルマン国王の訪問に合わせてロシアの最新鋭の地対空ミサイルシステム「S400」を購入する契約を交わしたということで、軍事面でも両国の結び付きが強まっています。


サウジアラビアとしては、ロシアから高性能のミサイルシステムを導入することで敵対するイランをけん制する狙いがあるものと見られます。


一方、ロシアは内戦が続くシリアをめぐってアサド政権を支援していますが、反政府勢力を支援するサウジアラビアに接近することで内戦の終結に向けて影響力を高めたい思惑があるものと見られます。

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