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アルゼンチン出身チェ・ゲバラは、去年死去したフィデル・カストロ国家評議会議長らとともに「キューバ革命」を主導し、1959年に親米政権を倒し、中南米で初めて社会主義革命を成功させました。


ゲバラはその後も各国で革命の実現を目指してゲリラ活動を続けましたが、南米のボリビアで軍に捕らえられ1967年10月9日に殺害されました。


ゲバラの死から9日で50年になるのを前に、ゲバラの霊びょうがあるキューバ中部サンタクララで7日、政権幹部や市民など数千人が参加し、追悼式典が開かれました。


式典で国家評議会のディアスカネル第1副議長が「彼のイメージ、強さ、影響力は世界中で増してきている」と述べると、集まった人たちはゲバラの顔写真を高く掲げて功績をたたえていました。


その生涯をかけて理想の実現を目指したゲバラは、死後も映画で取り上げられるなど、「反体制のカリスマ」として若者を中心に世界中で人気を集めています。式典に参加した女子学生は「彼は人としてよく生きる方法を現代の私たちに示してくれている」と話していました。