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財務省は海外から密輸されて全国の税関が摘発した銃について、数に限って、毎年、発表していて、去年までの5年間に押収された銃は合わせて23丁に上っています。


押収の経緯などは公表されていませんが、財務省はNHKの取材に対し、過去の記録をさかのぼって調べ、初めて密輸ルートなどの、詳細を明らかにしました。


それによりますと、押収された23丁の銃のうち22丁は、コンテナ船の貨物の中などに隠す手口で、アメリカから持ち込まれたものだったということです。


また、押収された実弾はこの5年間でおよそ1000発に上り、8割以上にあたる800発余りもアメリカから持ち込まれたものだったことも今回、初めて明らかにしました。


財務省は「アメリカでは銃や実弾が広く流通し、入手しやすいのが要因と考えられる。密輸された銃や実弾がテロに悪用される可能性もあり、アメリカからの荷物の取締りを徹底したい」と話しています。


アメリカでは年間およそ1万人が銃で殺害されていて、先月1日には、西部のネバダ州ラスベガスで男が銃を乱射し、アメリカ史上最悪となる58人が犠牲となる事件が起きましたが、銃規制の強化を求める声がある一方で、銃の所持は憲法でも保障された権利だとして根強い反対意見があり、世論は分かれています。