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アメリカでは近年、個人がインターネットなどで部品を購入し、簡単に組み立てられる銃を使った犯罪が増えています。

こうした銃は固有の製造番号がなく、部品を購入する際に本人確認などの手続きがいらないため「ゴースト・ガン=幽霊銃」と呼ばれ、捜査当局による追跡が難しいのが課題となっています。

バイデン大統領は11日「ゴースト・ガンは多くの犯罪者に凶器として選ばれてきた。この選択肢を奪うためにできることは何でもやる」と述べ、「ゴースト・ガン」の新たな規制を発表しました。

具体的には製造業者に対し、部品を販売する際には製造番号をつけることや、販売業者に対し、購入者の本人確認を義務づけるなどとしています。

バイデン政権によりますと、去年1年間に当局が犯罪捜査の過程で押収したゴースト・ガンは2万丁と、5年間で10倍に増えているということです。

アメリカでは銃による犯罪があとを絶たず、規制の強化を求める声がある一方「銃を持つことは憲法で保障された権利だ」として規制に反対する人も多く、今回の発表に対しても野党・共和党を中心とした反発が予想されます。

#米大統領

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