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シリアでは、過激派組織IS=イスラミックステートによる反撃が続いていた東部の都市アブカマルを20日、ロシアの軍事支援を受けるアサド政権の軍が奪還し、これでISの拠点はすべて制圧されたことになります。


これを受けて、ロシアのプーチン大統領は20日、南部のソチでアサド大統領と会談し、「テロリストとの戦いは終わりに近づいた」と述べ、テロとの戦いの成果を強調しました。


また会談で、プーチン大統領が「テロリストを壊滅させたあと、最も重要なのは政治的解決の問題だ」と述べたのに対し、アサド大統領は「対話の用意はある。外国が政治プロセスに介入しないよう支援してほしい」と応じました。


シリアをめぐっては、今月28日からスイスのジュネーブで、アサド政権と、敵対する反政府勢力の双方が出席する和平協議が開催される予定で、プーチン大統領とアサド大統領は、これを前に会談することで、アサド政権の存続に向けて反政府勢力への圧力を強めた形です。


ロシア大統領府によりますと、プーチン大統領は、21日にはアメリカのトランプ大統領と電話会談を行うことになっていて、アサド大統領の今後の処遇についても意見を交わすものと見られます。


シリアの内戦をめぐっては、スイスのジュネーブで、来週28日から、アサド政権と反政府勢力が参加する和平協議が開かれます。


これを前に、アサド政権を支えるロシアのプーチン大統領は21日、シリアの反政府勢力を支えるアメリカのトランプ大統領や、サウジアラビアのサルマン国王、そしてエジプトのシシ大統領と電話で会談しました。


この中で、プーチン大統領は、前日にロシアのソチで行ったアサド大統領との会談の内容について、「アサド大統領は、憲法の改正や大統領選挙の実施など、政治プロセスに力を尽くすと約束した」と伝えたということです。


反政府勢力やそれを支える各国は、アサド大統領の退陣を求めてきましたが、シリアではアサド政権の軍が圧倒的な優位に立っていて、プーチン大統領は、こうした現状を背景に政権の存続を容認するよう各国に働きかけたものと見られます。


プーチン大統領としては、シリア情勢をめぐって鍵を握る国の首脳に対する働きかけを強め、来週の和平協議で主導権を握る狙いがあるものと見られます。

アメリカのトランプ大統領はロシアのプーチン大統領との電話会談について記者団に対し、「電話は1時間半近くに及び、すばらしかった。シリアに平和をもたらすことについてよく話し合った」と述べ、有意義なものだったと強調しました。


トランプ大統領は、電話会談の内容を明らかにしませんでしたが、ホワイトハウスによりますとシリア情勢をめぐって内戦を平和的に解決することや、人道危機に終止符をうつことの重要性を双方が確認したということです。

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