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ダボス会議で知られる「世界経済フォーラム」が主催するこの会議は、ベトナムの首都ハノイで11日から始まり、ASEAN各国の首脳や日本の河野外務大臣などのほか、企業のトップらおよそ1000人が参加しています。

2日目の12日は各国の首脳が演説し、シンガポールのリー・シェンロン首相は「ASEANは経済統合をさらに進めようとしているが、その成長と安定を支える多国間の貿易体制が今、脅かされている」と述べ、アメリカのトランプ政権が進める保護主義的な政策に懸念を示しました。

インドネシアのジョコ大統領は、激しさを増すアメリカと中国の貿易摩擦について、ハリウッド映画にたとえて「終わりのない戦いだ」と呼んだうえで、「世界が分断された1930年代のような状況までではないにせよ、われわれは歴史から学び、協力や連携を通じて発展を目指すべきだ」と訴えました。

この会議は13日も開かれ、世界経済の現状や最先端技術を活用した地域の発展などについて話し合う予定です。

この中で、胡 副首相は「一部の国の保護主義者と一方的な措置は、ルールに基づく多国間貿易体制を揺るがし、世界経済に最も深刻な危険をもたらしている」と述べました。

そのうえで、「保護主義と一国主義を断固として拒否しなければならない」と述べ、名指しは避けたものの保護主義的な政策をとるアメリカ トランプ政権を強くけん制しました。

また、「ASEANは一帯一路のよきパートナーであり、関係の強化は中国外交の最優先課題だ」と述べ、インフラ事業への協力などを通じて東南アジアとの関係を強化していく姿勢を強調しました。