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アメリカのポンペイ国務長官は17日、記者会見を開き、来月から始まる2019会計年度の1年間に受け入れる難民の数の上限を引き下げ、3万人にすると発表しました。

これは前の会計年度の上限より1万5000人少なく、アメリカメディアによりますと1980年以降で最も少ないということです。

ポンペイオ長官は会見で、アメリカ政府は世界各地で多額の人道支援を行っているなどとしたうえで、「アメリカに害を与える者の入国を防ぐよう審査しなければならない」と述べ、テロなどを防ぐため難民の審査を強化する必要があると強調しました。

トランプ政権は発足後、毎年、受け入れ人数の上限を引き下げていて、国際的な人権団体などからは世界各地で厳しい状況に置かれた人たちの行き場がなくなると懸念する声があがっています。