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ポンペイ国務長官は5日、パキスタンの首都イスラマバードで先月就任したばかりのカーン首相らと会談しました。


アメリカ政府は、アフガニスタン情勢をめぐり、パキスタンの過激派対策が不十分だとして軍事作戦を支援する資金のうち3億ドル(日本円にしておよそ330億円)の援助を取りやめています。


アメリ国務省によりますと、一連の会談でポンペイオ長官は、アフガニスタンの安定のために「テロリストに対して断固とした対応をとる必要がある」と述べ、パキスタン国内を拠点に活動するイスラム過激派対策を強化するよう求めました。


その一方で、ポンペイオ長官は会談後、「両国の幅広い合意を実行して信頼を醸成したい」と述べ、新政権との協力関係を進めたいという姿勢をアピールしました。


またパキスタンのクレシ外相は会見で、アメリカ政府の援助取りやめについて、「新政権が成立する前に決定されていたことだ」と述べて、カーン政権が原因ではないとしたうえで両国の関係の修復に意欲を示しました。