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ロシア極東のハバロフスク地方では、23日、知事選の決選投票が行われました。

集計はほぼ終わり野党・ロシア自由民主党のフルガル氏の得票率は69%に達したのに対し、プーチン大統領の任命を受けた与党・統一ロシアの現職、シュポルト氏の得票率は27%で、大差で敗れました。

同じく23日に行われたモスクワ近郊のウラジーミル州の知事選挙でも、与党候補は野党候補にリードを許しています。

ウラジオストクなどを含む沿海地方の知事選では、与党候補が野党候補に苦戦の末、勝利しましたが、不正が相次いで発覚して再選挙になっています。

ロシアでは、政府が年金の支給開始年齢を引き上げる改革案を発表して以降、プーチン大統領の支持率が、落ち込んでいます。一連の選挙結果は、地方で不満が高まっていることを示し、プーチン政権には打撃になりそうです。

ハバロフスク地方など極東地域は、日本との経済協力事業が進められているため、日本企業の間には知事の交代で事業に影響が出るのではないかという不安も広がっています。