ロシア極東 地元知事逮捕で抗議デモ続く 政権への不満高まる #nhk_news https://t.co/2XpJDqKyaV
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年7月25日
プーチン政権と距離を置くロシア極東の知事が逮捕されたことをきっかけに地元では2週間余りにわたって抗議デモが続く異例の事態となっています。
プーチン大統領は、反発への配慮も示して鎮静化を図っていますが、デモは収まらず政権への不満が高まっています。
野党の極右政党所属でハバロフスク地方のフルガル前知事は、15年以上前に起きた殺人事件などに関与した疑いで、今月、逮捕されました。
前知事は、おととしの選挙でプーチン政権与党の現職を破って当選していて、政権とは距離があったことで知られています。このため、支援者や野党勢力は「15年も前の事件で逮捕するのは政権側の政治的な意図による不当な捜査だ」として、2週間余りにわたって無許可の抗議活動が続けられる異例の事態となっています。
ハバロフスクでは、25日も市内の大通りで抗議デモが行われ、地元メディアによりますと1万人余りが参加したほか、ウラジオストクやイルクーツクなど極東やシベリアの各地でも抗議活動が行われました。
こうした事態を受けてプーチン大統領は今月20日、フルガル氏の後任に同じ野党に所属する下院議員を知事代行に任命して、事態の収拾を図ろうとしました。
しかし、地元では、一方的に前知事を解任し地元に無縁な知事代行を任命したとして逆に反発も起きていて、プーチン政権の強権的な姿勢に対する不満が高まっています。