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世耕経済産業大臣は、アメリカのライトハイザー通商代表と、EUで貿易政策を担当するマルムストローム委員との「三極貿易大臣会合」に出席しました。

3閣僚はWTOの改革を進めることで合意したうえで、中国を念頭に、自国の産業を優遇する補助金などが自由貿易をゆがめているとして、来月にもWTOのルール強化に向けた共同提案を行うことにしています。

米中の貿易摩擦が激化する中、トランプ政権は中国に対し「アメリカのハイテク技術を盗んできた」などと主張し、現状のWTOが機能していないと不満を強めています。

日本とEUは、WTOの改革でアメリカの不満を解消し、関税の引き上げなど一方的な措置を取るアメリカに、国際的な貿易ルールに基づいた対応を促したい考えです。

会合のあとの会見で、世耕大臣は「アメリカを含めて改革をやっていくことが、2国間の『貿易戦争』を抑止することにつながる」と述べました。しかし、多くの国が加盟するWTOの改革が、日米欧の合意を受けて進むかは不透明な部分も多く、中国も含めた、今後の各国の対応が焦点となります。