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貴乃花親方は、26日移籍先として希望した部屋の千賀ノ浦親方や代理人の弁護士と、力士らの移籍について協議を行った結果、代理人の弁護士は、移籍に同意した千賀ノ浦親方の署名となつ印がされた文書を、27日、改めて相撲協会に提出するとともに、貴乃花親方の退職に必要な手続きについても相撲協会との調整を急ぐことにしています。

一方、相撲協会は力士などの移籍について、まだ貴乃花親方と千賀ノ浦親方の間で十分な話し合いがなされたとは言えない状態だとして、27日の定例の理事会での審議は見送る方針を示しています。

協会は、今後、力士などの移籍の審議を最優先にしたうえで、親方の退職についても検討することにしています。協会では、来月1日に臨時の理事会を開いて審議する方針で、親方側と協会側の対応の違いが浮き彫りとなりました。

こうした中、貴乃花親方の代理人の石原修弁護士は、27日昼前、東京 両国の国技館にある日本相撲協会を訪れました。

石原弁護士によりますと、移籍に関する書類については、力士などの受け入れに同意した千賀ノ浦親方の署名となつ印がされた文書を協会に提出したということです。

相撲協会は、貴乃花親方側に対し協会から退くためには、改めて正式な「退職届」の提出が必要だとしていますが、石原弁護士は、すでに提出した「引退届」という文書を「退職届」と読みかえることを求める上申書も追加で提出したということです。

石原弁護士は、「書類を提出する直前、貴乃花さんから電話で『よろしくお願いします』と伝えられた。今後、協会から何か提出を求められた場合は対応したい」と話していました。

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