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大相撲の第65代横綱 貴乃花貴乃花光司さんは、現役時代22回の優勝を果たし、親方を務めていた去年10月に日本相撲協会を退職しました。

貴乃花さんは、今月、相撲を通じた青少年の育成や海外への普及を目指して一般社団法人「貴乃花道場」を設立していて、19日、都内のホテルで会見しました。

この中で貴乃花さんは「子どもとふれあい、世界各地に足を運んで日本の伝統文化を伝えたい」と述べたうえで、早速、20日にイタリアへ出発することや、ことし7月には、アメリカのニューヨークにある大学で、相撲の動きや体の鍛え方について伝えることを明らかにしました。

貴乃花さんは「相撲のすそ野を広げる活動は、以前からやりたかった。力士になる子どもが増えてくれればいいし、海外でも相撲をしたことがあると言ってくれれば、国際交流にもなる」と今後の展望を話しました。

一方、以前の弟子で大関に昇進した貴景勝については「大関に上がったことは何よりの喜びだ。きょうから再出場するが、土俵でどれだけ生きざまを見せてくれるか。まだ上があるので、それを見させてほしい」と、将来の横綱昇進を期待していました。