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ロシア政府の対テロ委員会などによりますと、ロシアが支配しているウクライナ南部、クリミアの東部にあるケルチで、日本時間の17日午後6時すぎ、職業訓練を行う学校で爆発があり、13人が死亡、およそ50人がけがをしたということです。

ロシアの通信社などによりますと、爆発は2階建ての校舎の1階部分にある食堂で起きたということで、死亡した人の多くはこの学校の学生だったということです。

ロシア国営テレビの映像によりますと、現場周辺には救急車が駆けつけ、けがをした人の搬送作業などが行われています。

捜査当局は何らかの爆発物が起動して爆発した可能性があるとして、テロとの見方を示しました。

ロシア連邦保安庁が現場の状況や爆発の詳しい原因について調べています。

ロシア大統領府の公式ホームページによりますと、プーチン大統領は連邦保安庁などに対して爆発の原因を究明するよう指示を出しました。

また、保健省や非常事態省に対しては、けが人の救助にあたるように指示するとともに犠牲者の家族や知人に対して哀悼の意を示しました。

一方、ロシア国防省はけが人の治療にあたるため、現場にロシア軍の軍医を派遣したことを明らかにしました。

この事件は、ロシアが4年前に併合したウクライナ南部のクリミアの町ケルチで、17日午後、職業訓練を行う学校で銃の乱射と爆発があり、これまでに19人が死亡し、50人余りがけがをしたものです。

現場では、この学校に通う18歳の男が死亡しているのが見つかり、捜査当局は、この男が小銃や手製の爆発物を用いて人々を殺傷したあと自殺したものと見て、殺人の容疑で調べています。

当初はテロではないかという見方が出ましたが、プーチン大統領は「これは犯罪だということが明らかになった。事件の動機や背景について厳密な捜査が行われている」と述べ、テロの可能性は否定しました。

一方、捜査委員会トップのバストリキン議長は「何者かの助けや影響、あるいは誰かの怠慢によって、この犯罪が引き起こされたとしたら、その者たちに必ず法の裁きを受けさせる」と述べ、共犯者がいないかどうかなど、全容解明を進める方針を強調しました。

事件が起きたケルチは、クリミアと対岸のロシア本土を結ぶ全長19キロの巨大な橋が架かる場所で、ロシアがクリミアを併合するうえでの要衝となっています。