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アメリカのニューヨーク近郊で22日、投資家のジョージ・ソロス氏の自宅の郵便受けに不審物が入っているのが見つかりました。

現地メディアによりますと、不審物はパイプ爆弾のような爆発物で、何者かが仕掛けたとみられるということです。
警察の専門チームが処理し、爆発はしなかったものの、FBI連邦捜査局はソロス氏を狙った可能性もあるとみて背景などについて捜査を始めました。

ソロス氏は、収益性の高いさまざまな金融商品を運用して利益をあげるヘッジファンドによって巨額の富を得た一方、民主主義や人権の尊重を訴えるリベラルな主張でも知られ、オバマ前大統領やヒラリー・クリントン国務長官などに多額の寄付をしてきました。
一方で、トランプ大統領はソロス氏が豊富な資金を使ってみずからに批判的な人たちを扇動しているなどと非難してきました。

ソロス氏が運営する財団は23日、「自分の意見を述べるだけで殺害の脅迫を受けるようになっている。どのような暴力も厳しく非難しあらゆる党派の政治家に激しい言動をやめるよう強く求める。異なる意見を認めることは、開かれた社会を作るのに欠かせない」とする声明を出しました。