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中東の安全保障について話し合う国際会議が27日、バーレーンの首都マナマで開かれ、湾岸諸国の閣僚のほかアメリカのマティス国防長官、それに日本の河野外務大臣が出席しました。

会議では、トルコにあるサウジアラビア総領事館でジャーナリストのジャマル・カショギ氏が殺害された事件について、参加した専門家などからサウジアラビアムハンマド皇太子の指示があったのかどうか、質問が相次ぎました。

これに対してサウジアラビアのジュベイル外相は、「メディアはヒステリーになっている。捜査をしている最中に有罪と決めつけるべきではない」などと持論を展開してメディアを批判しました。

また、この事件で逮捕された18人の容疑者についてトルコ政府が身柄の引き渡しを求めていることについては、「サウジアラビア国内で訴追される」と述べて、拒否する方針を示しました。

一方、アメリカのマティス国防長官は「在外公館でのカショギ氏の殺害は大きな懸念だ。地域の安定を損なうおそれがある」と述べて、こうした事件は容認できないという姿勢を強調しました。

河野外務大臣は、日本時間の27日夜、訪問先のバーレーンで記者団に対し、「事件については、まず、真相究明が必要不可欠で、その次に、透明性があり、公正な処分が行われることが大事だ」と指摘しました。

そのうえで、「何よりも大事なのはサウジアラビアがいま行っている脱石油の取り組みなどの改革の動きをとめないことだ。日本は、引き続きしっかり支援していきたい」と述べ、日本が行っているサウジアラビアへの支援には影響しないという考えを示しました。

https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2018/10/27/200245(カショギ氏は有名なアドナン・カショギの甥、ダイアナ妃の愛人ドディの従兄弟に当たる。)