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サウジアラビアのサルマン国王は27日、大規模な内閣改造を行いました。

サウジアラビア人ジャーナリストが、トルコで殺害された事件への関与が指摘されてきたムハンマド皇太子は、副首相や国防相の役職に変更はありませんでしたが、皇太子の事件への関与を各国に否定する説明役を担ってきたジュベイル外相を外務省のナンバー2に降格させ、代わりにアッサーフ前財務相を外相に任命しました。

アッサーフ氏は国際社会に顔が広く、サルマン国王の信任の厚い人物として知られている一方、ムハンマド皇太子とは確執も取り沙汰されてきました。

このため欧米メディアの間では、今回の外相人事はムハンマド皇太子の対外的な強硬路線に歯止めをかけるねらいもあるという見方が出ています。

ただ、ジャーナリスト殺害事件以降、サウジアラビアへの外国からの投資は冷え込んでいて、今回の内閣改造が投資の呼び戻しにつながるかは不透明です。

https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2018/12/14/200240(「記者殺害 サウジ皇太子に責任」米議会上院 決議案採択)