独メルケル首相の後任候補がそろって会見 三者三様の主張 #nhk_news https://t.co/Z3RbdCkF42
— NHKニュース (@nhk_news) 2018年11月9日
2000年から18年にわたって中道右派の与党「キリスト教民主同盟」の党首を務めているメルケル首相は、先月行われた2つの州議会選挙で与党が得票率を大幅に落としたことを受け、来月の党首選挙に立候補せず党首を退任する意向を明らかにしました。
党内ではメルケル首相の後継者選びが本格化し、
▼党の幹事長でメルケル首相の信頼が厚いクランプカレンバウアー氏、
▼かつてのメルケル氏の政敵で弁護士のメルツ氏、
▼メルケル首相の難民政策を厳しく批判してきたシュパーン保健相、の3人が有力とみられています。3人は9日、ベルリンの党本部でそろって記者会見し、クランプカレンバウアー氏は「女性の支持なしでは選挙は勝てない」と述べ、女性への支持拡大を目指す方針を示しました。
メルツ氏は「私は党がこれからも国民政党であり続けることを諦めていない」と述べ、党勢の立て直しに取り組むと訴えました。
メルケル首相に近いクランプカレンバウアー氏が党首に就任すれば今後の政権運営が順調に進む可能性が高い一方で、メルツ氏などが就任すればメルケル首相との対立は避けられないとみられ、党首選挙の行方が注目されます。
メルケル氏の後継者を選ぶ党首選挙の候補のうち、党の幹事長を務めるアンネグレート・クランプカレンバウアー氏(56)はことし2月、メルケル首相によって西部ザールラント州の首相から幹事長へと抜てきされました。
理性的な言動やメルケル首相以来2人目の女性の幹事長という経歴から「ミニメルケル」とも呼ばれています。弁護士のフリードリヒ・メルツ氏(62)はメルケル首相との権力争いに敗れて2002年に保守系議会団のトップを辞めたあと2009年に政界を退いた、メルケル首相のかつての政敵です。
その後は金融業界などで働き、経済通として知られています。イェンス・シュパーン氏(38)は、ことし3月に発足したメルケル首相の4期目の政権で保健相として初めて閣僚に就任しました。
メルケル首相の寛容な難民の受け入れ政策を批判し、党内右派の論客として頭角を現しました。
https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2018/11/08/200310(62%がメルケル退任望む 独調査で)