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先月29日、アフリカ・ウガンダでトルコの建国を祝う式典が開かれた際、現地に駐在するトルコの女性大使が、大使館の男性職員とともに長いローブを使った古代ギリシャ風の衣装を着て出席しました。

ところが、この様子がトルコ国内に伝わると大使への批判が噴出しました。

理由はトルコとギリシャの複雑な歴史で、両国は、かつてオスマン帝国時代では1つでしたが、19世紀にギリシャが独立し、それ以降領土などをめぐって争いが続いています。

さらに、この古代ギリシャ風の衣装について、トルコの一部メディアは「大使がヘレネにふんした」とやり玉に挙げました。

ヘレネとは、ギリシャ神話の登場人物で、現在のトルコ領にあったとされるトロイアが「トロイの木馬」を使った古代ギリシャ都市国家の連合軍に滅ぼされたとされる戦争の引き金となった女性です。

大使の衣装も実はトルコ政府によるトロイア遺跡の観光キャンペーンの一環だったという見方もありますが、思わぬ騒動となったため、トルコ外務省は3日、この大使を召還していきさつを調べていると発表しました。

ヘレネー - Wikipedia

表向きはスパルタ王テュンダレオースと王妃レーダーの娘であるが、実父はゼウスであり、実母はネメシスともされる。兄にディオスクーロイ(カストールとポリュデウケース)兄弟、姉にクリュタイムネーストラーがいる。メネラーオスの妻となったが、イーリオス(トロイア)の王子パリスにさらわれ、トロイア戦争の原因となった。

ヘレネーは成長すると、地上で最も美しい絶世の美女となった。

トロイア戦争 - Wikipedia