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東地中海では、トルコとギリシャの双方が主権を主張している海域で、トルコがガス田の探査を推し進めているのに対し、ギリシャは周辺でフランスなどとともに今月28日まで3日間の軍事演習を行いました。

こうした中、トルコ国防省はガス田の探査をしている海域に27日、ギリシャ軍の戦闘機が近づいたため、トルコ軍の戦闘機が対応したと発表しました。

また、トルコ軍機のコックピットからギリシャ軍機を撮影したとする映像も公開し、ロイター通信は、トルコ軍機がギリシャ軍機を追尾したと伝えています。

これに対し、ギリシャのメディアは、軍事演習に参加して地中海のクレタ島に戻る途中ギリシャ軍機がトルコ軍機から妨害を受けたなどと伝えています。

東地中海を巡っては、緊張緩和のために今週、トルコとギリシャを訪れたドイツのマース外相が「小さな事件をきっかけに破滅的な衝突が起きかねない」と述べていて、両国の対立の中、偶発的な衝突が起きないか懸念が出ています。

トルコのエルドアン大統領は28日、NATO北大西洋条約機構のストルテンベルグ事務総長と電話で会談しました。

トルコ大統領府の発表によりますと、エルドアン大統領は「あらゆる時と場所でトルコの権利と国益を守り続ける」と伝えるとともに、「すべての関係国にとって公正な解決策と、健全な対話を望む。地域の平和を損なう一方的な動きに対しては、NATOが対処して責任を果たすよう望む」と要請したということです。

EU=ヨーロッパ連合は28日、ドイツの首都ベルリンで開いた外相会議で協議しました。

会議後の記者会見で、EUの外交政策を担当するボレル上級代表は、対話による解決が重要だと強調しながらも、トルコが一方的に違法行為を続けているとして、「ヨーロッパ経済と関係する分野について、措置を取ることもできる」と述べ、トルコの今後の出方しだいでは経済制裁を検討する方針で各国が一致したことを明らかにしました。

EUは、来月下旬に臨時の首脳会議を開き、この問題について改めて協議することにしています。

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