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フランス外務省は7日に声明を発表し、この数か月間、イタリア政府がフランスに対するいわれのない非難や悪意のある発言を繰り返していると批判しました。

そのうえで、イタリアがフランスとの関係を維持したいのか疑問だとして、イタリアに駐在する大使の召喚に踏み切ると明らかにしました。ヨーロッパの主要国の間で、大使を召還するのは極めて異例の措置です。

イタリアでは去年、EU=ヨーロッパ連合に懐疑的な立場を示す新政権が誕生し、これ以降、移民や難民の受け入れなどをめぐって、たびたびフランスと対立しています。

さらにイタリアのディマイオ副首相が、フランスでマクロン大統領への抗議活動を続ける人たちと会談して支持を表明したことから、両国の対立は激しさを増していました。

フランスの決定を受けて、ディマイオ副首相は「フランス政府と対話する用意がある」としていますが、関係が改善する見通しは立っていません。