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2回目の米朝首脳会談に向けて、今月8日、アメリカのポンペイ国務長官が、朝鮮労働党のキム・ヨンチョル副委員長とニューヨークで協議する予定でしたが、直前になって延期されました。

これについて、ヘイリー国連大使は8日、国連本部で記者団に対し、「北朝鮮の準備が整っていなかったからだろう」と述べ、延期は北朝鮮側の事情だという認識を示しました。

そのうえで「行動が大切だ。アメリカは多くの行動をとってきた。次は北朝鮮の番だ」と述べて、米韓合同軍事演習を相次いで中止したことを挙げて、引き続き、北朝鮮に対して非核化に向けた行動を求める立場を強調しました。

非核化をめぐっては、完全かつ検証可能な非核化が実現するまで見返りは与えないとするアメリカと、見返りに応じて段階的に進めるとする北朝鮮との立場の隔たりが埋まっていません。

ヘイリー国連大使は「延期に大きな理由があったわけではない。日程が再調整されるだけだ。来年の早い時期に米朝首脳会談を開く予定も変わっていない」と述べましたが、米朝の水面下での駆け引きが続くとみられます。

https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2018/11/08/200220米朝高官級協議の延期「北朝鮮が打診」韓国外相)

北朝鮮朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」は9日「われわれのやり方で生きていこう」というタイトルの社説を1面トップに掲載し「わが人民には帝国主義者たちの執ような制裁、封鎖は絶対に通じない。歴史に例の無い過酷な制裁の中でも繁栄の新時代を開いている国力に世界が驚いている」と主張しました。

その上で「団結の威力は敵対勢力の制裁よりも強い。最後の勝利はわれわれのものだという固い信念を持って、自力で生き抜くための進軍を急がなくてはならない」としています。

社説はアメリカを名指しはしていませんが、ニューヨークで予定されていた朝鮮労働党のキム・ヨンチョル副委員長とポンペイ国務長官の協議が直前になって延期となり、制裁が緩和されるメドが立たない中、アメリカに対するいらだちを示すとともに改めて国民に団結を呼びかけた形です。