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ウクライナ東部の中心都市ドネツクで、ことし8月、親ロシア派の指導者が何者かに殺害されたことを受けて新たな指導者を決める投票が行われ、12日、親ロシア派幹部のプシリン氏(37)が新たな指導者に決まりました。

プシリン氏は4年前、ロシアがクリミアを併合した直後から、ウクライナ東部の分離独立とロシアへの編入を目指し、政府軍との戦闘を続けてきました。またドネツクに隣接するルガンスクでは、別の親ロシア派の幹部、パセチニク氏(48)が地域の指導者に選出されました。

ウクライナのポロシェンコ大統領は、「投票は違法で、ロシアによる破壊活動にあたる」と反発を強めています。11日には訪問先のフランスでマクロン大統領やドイツのメルケル首相と会い、ロシアへの圧力を強めるよう訴え、支持をとりつけました。

ウクライナ日本大使館は今回の投票について「ウクライナの法律に基づかず、正当なものとは認められない。日本は、力による現状変更の試みを断じて認めない」という声明を出し、親ロシア派を非難しています。

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