https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

トランプ大統領は13日、ツイッターに「マクロン氏はアメリカ、中国、ロシアからヨーロッパを守るため、独自の軍をつくるという提案をしている。しかし、第1次、第2次世界大戦で敵となったのはドイツだ」と投稿し、フランスのマクロン大統領がヨーロッパの安全保障を強化する方針を打ち出したことに不快感を示しました。

そして「NATOに金を払うかどうかだ!」と書き込み、NATO北大西洋条約機構の予算をフランスがもっと負担するよう改めて要求しました。

さらに「フランスはすばらしいワインを作っているが、アメリカも作っている。われわれがフランスにワインを売るのがとても難しいのは不公平だ」として、貿易をめぐる問題でも不満をあらわにしました。

そのうえで「問題は、マクロン氏の支持率が26%と非常に低いことだ」と書き込み、関係が良好とされるマクロン大統領をやゆしました。

トランプ大統領は9日から11日にかけて、中間選挙後初めての外遊でパリを訪れ、マクロン大統領との首脳会談でも連携を確認したばかりですが、相手国の指導者をツイッターで構わず批判するその外交姿勢に変化は見られません。

トランプ大統領中間選挙後初めての外遊でフランスを訪れていた今月10日、第1次世界大戦で亡くなったアメリカ兵が眠る墓地を慰霊のため訪れる予定でしたが、天候不良を理由に急きょ取りやめ、メディアからは「兵士への敬意が欠けている」などと批判が相次いでいます。

これについて、トランプ大統領は13日、ツイッターに「視界がほとんどゼロでヘリコプターが飛べなかったためだ。私は車で行くことを提案したが、シークレットサービスがダメだと言った」と書き込み、墓地への訪問を中止したのはみずからの意思ではないと反論しました。

そのうえで「翌日には雨が降る中、別の墓地を訪問し、演説をしたのにほとんど報じられていない。フェイクニュースだ!」と批判し、メディアの報じ方が不当だと不満をあらわにしました。

トランプ大統領とメディアをめぐっては、今月7日の記者会見で大統領と口論になったCNNテレビの記者の入館証をホワイトハウスが無効にしたことを受けて、CNNが13日、トランプ大統領などを相手取り入館証の返還を求める訴えを起こすなど、中間選挙以降、対立がさらに激しくなっています。

アメリカのホワイトハウスは、7日に行われた記者会見でトランプ大統領と口論になったCNNテレビの記者について、マイクを取り上げようとしたインターンの女性の腕に触れたということを理由に、記者の入館証を無効にしました。

これを受けて、CNNは13日、トランプ大統領やケリー大統領首席補佐官、サンダース報道官などを相手取り「報道の自由を保障する合衆国憲法に対する侵害だ」として、入館証を無効にする措置の差し止めなどを求める訴訟を起こしました。

トランプ大統領は、これまでも自分に批判的なメディアを「フェイクニュースだ」とか「国民の敵だ」などと繰り返し非難していて、9日には「ほかにも入館証を取り上げるべき記者はいる」と発言するなど、メディアと対立する姿勢は崩していません。

こうした中、CNNが政権を相手取った訴訟を起こしたことで、トランプ大統領アメリカの主要メディアとの新たな応酬に注目が集まっています。

アメリカの複数のメディアは13日、トランプ大統領がニールセン国土安全保障長官を近く解任することを検討していると伝えました。

女性で実務家のニールセン氏は去年10月、テロ対策や国境警備を担当する国土安全保障長官に起用されましたが、トランプ大統領は不法移民対策で、ニールセン氏の対応が不十分だと不満を募らせていたと伝えられています。

また、トランプ大統領はニールセン氏を擁護しているケリー大統領首席補佐官の交代も検討しているとも伝えられています。

トランプ大統領中間選挙翌日の今月7日にセッションズ司法長官を突然、解任したばかりで、中間選挙後に政権の人事の大幅な刷新を図るという見方が出ています。

このなかには、マティス国防長官やロス商務長官らの名前も挙がっていて、次に解任されるのは誰かさまざまな臆測を呼んでいます。