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パレスチナ暫定自治区ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスは、イスラエル軍の特殊部隊から襲撃を受けたことへの報復として、12日以降、合わせて460発のロケット弾を発射し、イスラエル側も合わせて160か所を空爆しました。

双方合わせて9人が死亡、50人以上がけがをし、2014年に起きた大規模戦闘以来の激しい武力衝突になりました。

一方、隣国エジプトや国連が停戦に向けた仲介努力を続けた結果、13日夕方、双方は事実上、戦闘を停止することで合意しました。

ハマス側は声明を出し、「イスラエルが停戦を破らないかぎりは停戦を順守する」と述べ、一方のイスラエルの政府高官も「現場の状況に即して停戦に対応していく」と述べていて、事態はいったん収束に向かうとみられています。

ただ、今回の武力衝突はイスラエルハマスが長期的な停戦に向けた交渉を進めていた最中に起きており、双方の間で不信感や対立感情が根深いことが改めて浮き彫りになりました。

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