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イスラエルのネタニヤフ首相は21日、ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスとの停戦後初めて記者会見しました。

この中でネタニヤフ首相は「私の使命は市民の犠牲を抑えることであり、イスラエル側の犠牲を最小限にしつつ、ハマスに最大限の被害を与えた。われわれは大胆で新しい作戦を展開し、安全な方法で目的を達成した」と述べ、作戦の成果を強調しました。

また、「われわれはハマスからのいかなる侵略に対しても強く対応する。ガザ地区から放たれるロケット弾は決して許さない」と述べてハマスから攻撃を受ければ今後も厳しく対応する姿勢を示しました。

イスラエル軍は、11日間にわたるガザ地区への空爆で、ハマスの幹部を殺害したほか、ハマスによって利用されていた地下のトンネルを破壊したとしています。

今月10日以降、激しい攻撃の応酬を続けていたイスラエルガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマス20日、無条件での停戦で合意し、停戦に入った日本時間の21日午前8時以降、攻撃は行われていません。

ただ、イスラエルのネタニヤフ首相は会見で、作戦の成功を強調したうえで「われわれはハマスからのいかなる侵略に対しても強く対応する」と述べ、再び攻撃を受ければ厳しく対応する姿勢を示したほかガザ地区の周辺には地上部隊の配備を続けています。

こうした中、エルサレムの旧市街にあるイスラム教の聖地では21日、金曜礼拝のために集まったパレスチナ人とイスラエルの治安部隊が衝突して負傷者が出ています。

攻撃の応酬が始まるきっかけの1つとなったのがここでの衝突だったこともあり、再び緊張の高まりにつながることも懸念されています。

今回の攻撃の応酬では多くの市民が犠牲となり、ガザ地区では子ども66人を含む243人、イスラエル側では子ども1人を含む12人が死亡しています。

ハマスの最高幹部ハニーヤ氏は停戦を受けてテレビ演説をし「今回の勝利は戦略的勝利だ。この戦いはシオニストによる入植の計画を打ち破った」と主張しました。

そのうえで「われわれはガザの人々や世界中の善良な人々とともに、敵が破壊したガザを再建する」と述べ、復興に取り組む姿勢を示しました。

また「われわれは欧米社会で大きな変化が起きていることを目の当たりにした」と述べてイスラエル軍のガザへの攻撃に各国で非難の声が上がったとして、国際社会との連携を強化したいと訴えました。

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