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イギリス政府は今月、EUと合意した離脱協定について来月11日に議会で採決を行うと通知しました。

離脱協定の内容については与野党ともに批判が強く、議会での承認を危ぶむ声があがっています。このためメイ首相は、27日から、西部のウェールズ北アイルランドをまわり国民に直接、支持を呼びかけるキャンペーンを始めました。

しかし、議会の重鎮でメイ首相に近いファロン元国防相は、27日、ラジオ番組の中で「今の内容ではさまざまな国と自由貿易協定が結べるのか、疑問がわいてくる。このままでは合意は失敗に終わるだろう」と述べ、離脱協定を議会で承認するのは難しいという見方を示しました。

さらにアメリカのトランプ大統領も「EUにとってはよい合意だったのだろうが、イギリスとアメリカが個別に貿易協定を結べる内容になっていないのではないか」などと述べて合意した協定の内容を疑問視しています。

メイ首相は、「アメリカとの貿易協定を結ぶためすでに準備は始めている」と反論していますが、こうした批判的な声は離脱協定に反対する議員をさらに勢いづかせるという懸念も出ています。

https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2018/11/26/200310(EUが離脱協定案など正式承認 英議会の承認は不透明)