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FRBのパウエル議長は、28日、金融の安定化をテーマにニューヨークで講演しました。

この中でパウエル議長は「アメリカの失業率は3.7%という歴史的に低い水準で、経済は年率3%で成長している」と述べ、アメリカ経済の拡大が続いているという考えをあらためて強調しました。

その上で段階的に利上げを進めてきた政策金利について「依然として歴史的に低い水準だ」としたものの、景気を過熱させたり冷やしたりしない「中立金利」をわずかに下回る水準だという認識を示しました。

これについて市場関係者の間では、利上げの打ち止めが近づいているという見方が広がっていて、FRBが来月の金融政策を決める会合で来年以降の利上げのペースについてどのような想定を示すか注目が集まっています。

一方、FRBが利上げを続けていることに対してはトランプ大統領が「経済に悪影響を与える」として繰り返し強い不満を示しています。