国境地帯に複数のトンネル イスラエルとレバノン非難応酬 #nhk_news https://t.co/RZFht7K5aM
— NHKニュース (@nhk_news) 2018年12月19日
イスラエルは、レバノンとの国境地帯で見つかったトンネルについて、イランの支援を受けるイスラム教シーア派組織のヒズボラがイスラエルへの攻撃を仕掛けるために掘ったものだとして、今月4日から取り壊す作業を進めています。
19日、開かれた国連安保理で、イスラエルのダノン国連大使は「ヒズボラはテロ攻撃の基地をつくり、武器庫と司令部を置いている。これが現実だ」と述べたうえで、レバノン政府がヒズボラを放置していると主張しました。
これに対してレバノンのムダラリ国連大使は、ヒズボラには一切触れず「真の問題はイスラエルによる国連決議違反だ」と訴えて、ヒズボラの掃討だとしてイスラエルがレバノンへの越境攻撃を繰り返してきたことを暗に批判して、両国の代表は非難の応酬となりました。
国境地帯では両国の軍の間で緊張が高まっていますが、事態を打開する道筋は見えていません。
レバノンのイスラム教シーア派組織、ヒズボラは、イスラエルと敵対するイランの支援を受けています。
イスラエル軍は、今月4日以降、ヒズボラがイスラエルへの越境攻撃を仕掛けるために掘っていたトンネルを相次いで発見したとして、レバノンとの国境地帯の合わせて4か所でトンネルを破壊しています。
このうちNHKの取材班が19日、イスラエルと国境を接するレバノン南部の村、クファルケラを訪れたところ、イスラエル軍が特殊な重機10台余りを使って作業を進める様子が確認できました。
イスラエル軍によりますと、ヒズボラはイランの支援を受けて、このクファルケラからイスラエル領内に向けて深さ40メートル、長さ200メートルのトンネルを掘っていました。
一方、ヒズボラ側は今のところ沈黙を保っていて、トンネルの存在について肯定も否定もしていません。
国境地帯では、今週に入ってイスラエル軍とレバノン軍の兵士の間で小競り合いがあり、現地に展開する国連の部隊が停戦監視のパトロールを強化するなど、緊張が高まっています。
https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2018/12/15/200322(オーストラリア エルサレムをイスラエルの首都と認定)
https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2018/12/09/200320(Prime Minister Benjamin Netanyahu spoke by telephone with Russian President Vladimir Putin and updated him on the details of Operation Northern Shield and Israel's continuing intention to foil the tunnels threat.)
https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2018/12/04/200320(イスラエル イスラム教シーア派組織ヒズボラのトンネル破壊)