「歴史問題と未来志向は分離」韓国大統領 日韓関係改善に意欲 #nhk_news https://t.co/izVbfVmQw9
— NHKニュース (@nhk_news) 2018年1月10日
韓国政府は9日、元慰安婦への支援事業を行うため韓国政府が設立した財団に、日本政府が拠出した10億円の代わりに、韓国政府の予算を充てる考えを示しながらも、日本政府に対し再交渉は求めないことを明らかにしました。
慰安婦問題をめぐる日韓の合意について、ムン・ジェイン大統領は、10日の記者会見で、公式な合意だったことは否定できないとする一方で、「誤った終わり方は改めなければならない。再びこうした悲惨な出来事が起きないようにすることが大統領としての責任だ」と述べました。
一方で「歴史問題と両国間の未来志向的な協力は分けて努力していきたい。日本との関係が未来に向かって進む時、北の核問題はもちろん、さまざまな分野で緊密に協力できる」と述べ、日本との関係改善に意欲を示しました。ただ、9日発表された慰安婦問題をめぐる韓国政府の新たな方針について直接的な言及は避けました。
ムン大統領としては、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮に対し、日米韓3か国の緊密な連携を維持し、開幕まで1か月を切ったピョンチャンオリンピックを成功させるためにも、慰安婦問題によって日本との溝が浮き彫りになることは避けたいという思惑があったと見られます。