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イスラム教の厳格な解釈や伝統的な価値観に基づく統治が続いてきたサウジアラビアでは、長年、女性に対して、スタジアムでのスポーツ観戦が認められてきませんでした。


しかし、経済改革を掲げるムハンマド皇太子が主導して、ことしから解禁されることになり、12日、西部の都市ジッダで開かれたサッカーの国内リーグの試合で、初めて女性の入場が認められました。


スタジアムは、これまでの慣習に配慮して、男性向けの席と家族向けの席とに分けられ、大勢の女性サポーターが応援グッズを手に家族向けの席に座りました。


試合中、地元チームの選手がゴールを決めると、女性たちも立ち上がって歓声を上げていました。観戦した女性の1人は、「家で見るのとは全く違います。誰かがゴールを決めたときの喜びをみんなで共有することができます。とてもすばらしい体験でした」と話していました。


サウジアラビア政府は、ことし6月には女性による車の運転も解禁することにしており、長年にわたる慣習を矢継ぎ早に見直す背景には、原油安に伴って低迷する経済への国民の不満を和らげ、ムハンマド皇太子が進める経済改革への協力を促す狙いがあるとみられます。

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