北朝鮮 拉致問題は解決と主張 安倍首相や河野外相を非難 #nhk_news https://t.co/fy6p8lzku1
— NHKニュース (@nhk_news) 2018年1月18日
北朝鮮外務省傘下の日本研究所は18日夜、国営テレビを通じて報道官の談話を発表しました。
このなかで、バルト3国などを訪問して北朝鮮への圧力強化について、各国首脳と意見を交わした安倍総理大臣と、カナダで開かれた北朝鮮問題をめぐる関係国の外相会合に出席した河野外務大臣を名指しし、「わが国への制裁に執着している」と非難しました。
そのうえで「圧力を強化すれば、われわれが政策を変えると考えること自体が、一国の首相としてあまりにも愚かだ」と安倍総理大臣を重ねて批判しました。
また、安倍総理大臣が各国を歴訪した際に、拉致問題に言及したことにも触れ、「あえて言うならば、すでに解決された問題だ」と主張し、日本政府をけん制しました。
北朝鮮はピョンチャンオリンピックへの参加をめぐって韓国との関係改善に向けた姿勢を強調する一方、国際社会に圧力強化を働きかける日本やアメリカへの非難を続けており、北朝鮮への対応をめぐる日米韓3か国の連携を揺さぶる狙いがあると見られます。
北朝鮮「新たな戦争の火種」 外相会合開催のトランプ政権非難 #nhk_news https://t.co/9gGVu7QxmB
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カナダのバンクーバーでは今月16日、アメリカとカナダの共催で、日本を含め20か国が参加して北朝鮮問題を話し合う外相会合が開かれ、北朝鮮が非核化に向けた意思を示すまで圧力をかけ続ける方針を確認しました。
これについて、北朝鮮外務省の傘下にあるアメリカ研究所は18日夜、報道官の談話を発表し、「南北関係の変化によって朝鮮半島で緊張緩和の兆しが見えているが、アメリカがこうした空気に冷や水を浴びせ、制裁と圧迫をさらに強化しようとしている」と反発しました。
そのうえで、「アメリカは朝鮮半島で新たな戦争の火種を起こそうとしている」と非難し、自衛的な措置とする核・ミサイル開発を改めて正当化しました。
北朝鮮はまた、外務省傘下にある日本研究所の談話も発表し、安倍総理大臣や河野外務大臣を名指しして、日本政府が国際社会に北朝鮮への圧力強化を働きかけていることを非難しています。
一方で、北朝鮮はピョンチャンオリンピックへの参加に向け韓国との対話ムードを高めていて、日米韓3か国の足並みを乱す狙いがあると見られます。