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 現行の皇室典範に則れば、将来の皇統は悠仁さまを起点とし、連綿と続いていくことになる。むろん紀子妃は、その重みと同時に湧き起こる昂揚も十分に噛みしめておられ、これまでも折にふれ宮邸の職員に、


悠仁は私たちだけの子ではありません。両陛下からお預かりした大切な命なのですよ〉


 そう言い聞かせてこられたのだった。

宮内庁内では以前より、秋篠宮邸は仕事量の多いハードな職場として知られており、紀子妃殿下の口癖は今でも『人手がこんなに足りない』『使えるお金が少ない』の2つ。さらに、年末に陛下の退位日が決まってからは、ひときわナーバスになっておられる。宮邸で働く職員に対しても、これまで以上に“シビアな物言い”をなさっているのが目につきます」


 例えば、こんな具合だ。


「周囲のスタッフに『ねえ、うちで働けて嬉しいでしょう』『ありがたく思わないとね』などと、直截な表現で圧迫的なフレーズを口にされています。そんな時、我々は『雅子妃殿下が皇后となられる日が決まって面白くないのだろう』と囁き合っているのです」(同)

 1990年のご成婚以来、ともすれば「過剰適応」と指摘されつつ、ひたすら皇后さまのなさりようをお手本とされてきた紀子妃。