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関係者によりますと平成26年9月、東京・墨田区春日野部屋で、兄弟子(24)が弟弟子(22)を殴り、あごの骨を折る大けがをさせたとして傷害の罪に問われ、おととし6月、東京地方裁判所で懲役3年、執行猶予4年の有罪判決を受け、確定しました。


2人の力士のうち弟弟子は事件の直後に引退し、有罪判決を受けた兄弟子も3年前に引退しています。


部屋の師匠で、現在、協会の理事を務める春日野親方によりますと、事件の数日後に相撲協会の当時の北の湖理事長などに報告したということですが、協会は事件について公表していませんでした。


相撲協会の広報部は「春日野親方から報告されており、理事および親方として対応に問題はなかった」とコメントしています。


 元力士は親方に連れて行かれた整体院で「(アゴを)ガンと入れられました。折れているのに。その影響でもっと痛みが出て」と症状が悪化。自分で大学病院に行き、「おとがいを損傷してるし、中たぶん折れてるよ」と診断され、緊急手術を受けたという。


 現在も「痛みはこっち(右)の奥歯はあります」「口の中の全域で味が分からなくなった。完全には治りませんと言われました」と深刻な後遺症が残り、柔らかい物しか食べられないと説明。


 元力士は「(日本相撲)協会側が全然動かず、なんにも調べない状態が続いていて」「春日野部屋から僕を消して、この事件をなかったことにしようとしていたふうに僕はとらえている」と訴えた。


 加害者である兄弟子は16年6月に懲役3年、執行猶予4年の有罪判決が確定。春日野親方は事件を公表していなかった。協会広報部は「春日野より報告されており、理事および親方として対応に問題はなかった」とのコメントを出したが、広報部のトップである広報部長は春日野親方が務めている。

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