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サウジアラビアでは去年11月以降、多数の王族や著名な実業家らが汚職の疑いで相次いで拘束されました。これまでに一部は容疑を認め、巨額の資産の没収に応じ、釈放されてきましたが、欧米の複数のメディアは、3か月近く拘束が続いていた、世界的な大富豪で、投資家として知られるワリード王子が27日に釈放された、と伝えました。


ワリード王子は、釈放に先だち、拘束場所として使われていた高級ホテルで、ロイター通信の取材に応じ、みずからは無実で資産の没収はないと主張していますが、具体的な釈放の条件は、明らかになっていません。ワリード王子は、アメリカのツイッター社や大手金融機関の株を大量に保有し総資産は1兆8000億円以上とも言われているだけに、巨額の資産の行方に注目が集まっています。


このところ、ワリード王子のほか、著名な実業家らも相次いで釈放されたと伝えられています。サウジアラビア政府としては、一連の事件が収束に向かっていると強調することで、事件の影響で冷え込みが指摘されてきた海外からの投資を活発にしたい狙いがあるものと見られます。