https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com


EUとイギリスは、先月、イギリスがEUに支払うべき分担金など、交渉の「第1段階」となる離脱の条件で基本合意に達し、各国首脳が「第2段階」への移行を了承しました。


これを受けて、EUは29日、離脱交渉をめぐって閣僚会議を開き、イギリスが離脱したあとの混乱を軽減するための移行期間についての方針を正式に採択しました。


それによりますと、EUは移行期間を2020年の末までにすべきだとしていて、離脱当日から2年程度の2021年3月ごろとするイギリスの主張よりもやや短くなっています。


また、移行期間中、イギリスはEUの単一市場に残れる一方、予算を分担しても、政策決定には加われないとしています。


この方針が採択されたことで、離脱後の関係をめぐる第2段階に進めるためのEU側の手続きが完了し、近く交渉が再開されることになりました。


EU、イギリスの双方は移行期間についてことし3月中の合意を目指していますが、その後に予定されている自由貿易の話し合いが不調になった場合に備え、移行期間の延長をどこまで認めるかなどをめぐって意見が食い違うことも予想されます。