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イギリスの公共放送BBCは、12日投票が行われたイギリスの総選挙は開票が終了し、すべての議席が確定したと伝えました。

それによりますと、与党 保守党は選挙前より47議席伸ばして過半数の326議席を大幅に上回る365議席を獲得しました。

一方、最大野党 労働党は選挙前より59議席減らして203議席にとどまりました。

このほか、スコットランド民族党が48議席自由民主党が11議席などとなっています。

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EUは13日、2日目の首脳会議を開き、イギリスの総選挙の結果、イギリスが期限どおり来年1月末に離脱する見通しになったことについて意見を交わしました。

そして各国首脳は、離脱後、イギリスと自由貿易協定を結ぶなど可能なかぎり緊密な関係を築くことや、そのための交渉を、離脱後、直ちに始めることを確認しました。

EUのミシェル大統領は会議後の記者会見で「われわれは次の段階に進む準備ができている」と述べ、交渉の開始に意欲を示しました。

イギリスとの交渉は離脱後から来年12月末まで設けられる「移行期間」の間に行われることになっていますが、自由貿易協定の締結には通常数年かかるほか、最長で2年延長できる移行期間について、イギリスのジョンソン首相は延長しないと明言しています。

移行期間中に妥結できなければ、期間終了後、直ちに関税や通関の手続きが行われることになり、「合意なき離脱」と同じ状況に陥ることになるだけに、双方がわずか1年足らずの間に交渉をまとめることができるかが次の焦点となります。

ドイツのメルケル首相は13日、EU首脳会議のあとの記者会見で「私たちの玄関先に同じ単一市場のメンバーではない競争相手が誕生することになる」と指摘しました。そのうえで、イギリスは今後EUとどのような関係を築きたいか慎重に検討すべきだという考えを示しました。

フランスのマクロン大統領も「イギリスが、同盟国であるとともに友好的で極めて近いパートナーであり続けることを望んでいるが、それは公平な関係を築けるかにかかっている」と述べ、自由貿易協定をはじめ、今後の交渉でイギリスとEUとの関係をどう位置づけるかが重要になるという認識を示しました。

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