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内戦が続くシリアの情報を集めている「シリア人権監視団」によりますと、北部のイドリブ県にあるサラケブで今月4日、アサド政権側の攻撃のあとに住民5人が呼吸困難の症状を訴えるなど、このところ有毒の塩素ガスといった化学兵器を使ったと見られる攻撃が相次いでいます。


これについてアメリ国務省のナウアート報道官は6日の記者会見で、アサド政権がこの1か月間に6回、化学兵器を使用した疑いがあると指摘し「これはアメリカにとってだけでなく、世界全体にとってとてつもない懸念だ」と非難しました。
そして、今後、アサド政権に対する軍事行動の可能性があるのか問われると、ナウアート報道官は「われわれには多くの選択肢があり、すべてテーブルの上にある」と述べました。


トランプ政権は去年4月、アサド政権が市民に対し化学兵器を使用したとして空軍施設にミサイル攻撃を行っており、軍事行動の可能性を排除しない構えを示すことでアサド政権を強くけん制したものです。

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